22期開始のご挨拶
令和3年3月29日。期末ギリギリに、念願の当社20周年記念イベントを終え、そして本日無事22期目をスタートすることができました。
改めて、これまでの20年間支え続けてくださった皆さまに感謝・御礼申し上げます。
誠に有難う御座いました。
さて、今回の20周年記念イベントを開催したことで、ようやく本当の意味でのスタートラインに立てた気がしています。
そして、これから進むべき方向について、ゲスト講師の大久保寛司様、FISソリューションズ山口様、そしてご参加いただいた皆様からの刺激を得て、より明確になりました。
その答えは、
「シンの自立をした人を増やすこと・シンの自立を支援すること」【自立】
「組織そのものを、シンの自立した人が活躍できる環境へと革新すること」【共創】
つまり、人の【自立】を促進させ、【共創】できる環境を作るために組織を革新すること。
もっと大きなことを言えば、そのために、社会そのものの革新にも貢献すること。
それは突き詰めれば、シン時代「自立・共創社会」へと変化を加速させる!ということであり、結局は私がここ数年ずっと言い続けてきた「自立」と「共創」、この2つのキーワードに戻りました。
そして、きっとこれが私たちの役割、使命であり、改めてブレてないことの確認ができました。
<当社ビジョン:すべてのひとが、いきいき!わくわく!働ける未来へ>
<当社ミッション:人と組織と社会のキズナをRe:Design 〜 自立・共創戦略で、会社と社会に革命を。 〜>
ここでもう一度、「シンの自立」とは何か? 考えてみたいと思います。
今回のイベントを通じて、大久保寛司様からの学びが、その答えをより深めてくださいました。
私のこれまでの考えは、こうでした。
2008年に事業に大きく失敗した時に、人生の目的について、深く考え、その時に辿り着いた答え、それは…
「すべての人は幸せになるために生きている」
でした。そして、ここから…
「ビジネスは、人の幸せに貢献すべきもの」
という結論に達しました。
それから、とてもシンプルに物事を考えることができるようになりました。
そして、自分自身も、他の皆さんに対しても
「自分の幸せ」を追いかけましょう!
「自分の幸せ」を追いかけていいんですよ!
と言い続けてきました。
その第一歩が、まずは「自分にとっての喜びとは何か?」という問い、つまり自分自身の価値観や感情に向き合うこと。
そして、この先にある「自分とは何か?」という問いに向き合うこと、向き合い続けること、それが「自立」の本質だと考えていました。
しかし、今回のシン時代経営ラボのイベントを通じて、大久保寛司様のお話、そこにご参加くださっていた方のお話もお聞きして、気づいてしまいました。
これは、間違いではないものの、半分でしかない、ということに。
では、残り半分は何か? それは…
「他者を幸せにする。」
この「意識」です。
シンの自立には、「自分の幸せ」と「他者の幸せ」、この2つの要素が必要なのです。
この2つを徹底的に「意識」し続けるからこそ、「思考」が変わり、「思考」が変わるからこそ、「行動」が変わり、「行動」が変わるからこそ、その「成果」が変わるわけです。
そして、「意識」し続けることが、その人の「雰囲気」をつくりだします。
だからこそ…
「会社の"雰囲気"が業績を左右する。」
今回のイベントのテーマだったこれも、やっぱり真実だったのです。
そして、「意識」こそが、すべての出発点であり、成果につながるエネルギーの源泉なんだ、ということ。
これは、先日コラムに書かせていただいたことにもつながります。
しかし、私はこれを「頭」で理解できても、正直まだ行動には落とし込めていません。
だからこそ、私自身が「シンの自立」を手に入れるためには、これをシッカリと「意識」しなければなりません。
でも、逆に言えば、「意識」してできるようになるからこそ、そのコツを言語化して、人に伝えることができるようになります。
本能的でできている方、感性的にできていらっしゃる方には、行動そのものでは到底及びませんが、でもその方々は逆に言語化することが普通はあまり得意ではありません。
人にはそれぞれの特徴があり、その特徴に合わせた役割がある、と考えます。
なので、本能的にできていない自分という人間をうけいれ、だからこそ、頭で考え、行動する。
その「自分らしさ」で徹底的に突き詰める。
そして、その自分の役割を徹底的に演じ切る。
そこに自分の存在意義が生まれると考えます。
これからも、この「自分らしさ」から決してブレることなく、本気で「他者の幸せ」を「意識」して、「ひとと組織のシンの自立を支援する」、この役割をしっかりと突き詰めてまいります。
まずは、半径5mの方々の幸せを真剣に「意識」するところから。
これを今期の宣言とします。
今回のイベントを通じて、改めて進むべき未来を強く意識し、本当のスタートラインに立つことができました。
ご関係いただいた皆様に改めて深く感謝いたします。
皆様におかれましても、どうか当社の活動を見守り、応援くださいましたら幸いです。
引き続き、何卒宜しくお願い致します。
2021年4月1日
株式会社キズナキャスト
代表取締役 / 戦略コンサルタント 小林広治